百年の姑息

本と深夜ラジオと音楽が好きですがその他のものごとも好きです。

エイヤー対タイソン

Stephen P. Schwartzによる、A Brief History of Analytic Philosophy: From Russell to Rawls.(2012)を少しづつ読み進めている。 エイヤー(エア? エアー?)がマイク・タイソンと会った時のエピソードがけっこう面白い。調べてみるとWikipediaにも載っ…

家に居る(公衆衛生倫理について読んだという話など)

幸いにして不要不急の用事がほとんどないため、基本的に家に居るけれど、どうしても気持ちが塞いでしまう。椅子に座っている時間が長いので、持病の腰痛もひどいことになっている。腰痛改善につながればと思って近所の公園を散歩したけれど、気付いたらぼー…

最近読んだ本など

最近の情勢に普通に精神がやられている。インターネットとかあんまり見ない方がいいんじゃないか。ガルシア=マルケス『コレラの時代の愛』をなんとなくパラパラと読み返した。 母親は息子の状態が恋の病というよりもコレラの症状に似ていたので恐慌をきたし…

両方になること|アリ・スミス『両方になる』

アリ・スミス『両方になる』(木原善彦訳、2018年、新潮社) Ali Smith (2014) How to Be Both 過去か現在か?とジョージが言う。男か女か? 両方というのはありえない。必ずどちらかのはず。誰がそう決めたの? どうしてそうでなくちゃいけないの?と母が言…

アートとストリートについて|「丸の内ストリートギャラリーガイダンス produced by オールナイトニッポン」

「丸の内ストリートギャラリーガイダンス produced by オールナイトニッポン」 丸の内仲通り沿いでは、丸の内ストリートギャラリーと銘打ってパブリックアートの屋外展示が行われている。草間彌生を筆頭に、さまざまな作家による造形作品が設置されているの…